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「ある機関助士」 [最近YouTubeで見た映像]

 

「ある機関助士 常磐線急行みちのく」  
監督:土本典昭  1963年 日本 37分

 

  ずっと以前の小さな記憶が気にかかることがある。多分テレビで見たのだと思うが、常磐線を走る蒸気機関車短編映画。もちろんタイトルも覚えてはいないものの、「常磐線 SL」で検索してみたらYouTubeにupされているこの映画がなんともあっさりと見つかった。蒸気機関車の運転は実に大変なもの、過酷な労働だと見た当時感心したことを覚えている。 記憶とは曖昧なものでモノクロだとばかり思っていたがカラー映画であったし、雨が降っていたように思っていたのは全くの間違いだった。
  若い機関助士が先輩の機関士とともに朝上野から水戸まで乗務し、夕方また上野まで乗務する姿を描きながら機関助士になるまでの教育や訓練の様子、機関区での休憩時に先輩機関士たちの話を聞く場面も織り交ぜて短いながらよくまとめられている。
  上り急行みちのくは水戸で3分遅れ、これを取手までに取り戻すべく必死の運転をする二人、機関士から矢継ぎ早に出される指示、それを大声で復唱しながら休みなくこなす機関助士。夕暮れの中疾走する蒸気機関車は圧倒的な迫力がある。上野駅に定時に到着し、運転記録簿に遅れなしのゼロを記入する姿が誇らしく見えた。
  この映画は今からちょうど50年前、当時の国鉄が安全をPRするために企画したものだという。土本典昭監督はあえて近代化の遅れた常磐線を選び、若い機関助士を中心に描くことで成功した。また、上野駅の乗客の姿も写っているが和服の女性がかなりいる。この頃は外出は着物という人も多かったのだろう。第18回芸術祭文部大臣賞を始め8つの賞に輝いている。
 

 

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急行みちのく_4.jpg 

 


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