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「くつろぎの時間」 [最近読んだ本]

「喫煙室 第23集 くつろぎの時間」
文芸春秋企画出版部編集制作  2016年11月08日刊

  週刊文春のリレーコラム「喫煙室」をまとめたもの。このコラムはJTの提供だとのこと。48人の短文が収録されている。佐高信、佐藤優、金田一秀穂、宮嶋茂樹、江國香織など名の知られた人がずらずら。前半は甘いものやコーヒー、お酒の話でまずまず面白かったのだが、後半はたばこの話で一服の効用がほとんど。佐高信の「柿くらべ」という項で、「種なしの渋柿で、焼酎でさわしてたべるのだが」という一文があった。この「さわして」が私には初めてだった。渋を抜いてだろうと見当はつくのだが・・・。辞書を引くと、「さわす-柿の実の渋を抜く。あわす」とあった。ふ~ん、聞いたこともなかったな。 (図書館から借りた本)

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「江青に妬まれた女」 [最近読んだ本]

「江青に妬まれた女 ファーストレディ王光美の人生」  譚璐美著
NHK出版  2006年05月25日刊  1,800円+税

  中華人民共和国国家主席劉少奇の夫人、王光美。共産中国建国の時代をともに生き、文化大革命で糾弾された。劉少奇は持病を悪化させ、満足な治療も受けられないまま死亡。王光美は12年間獄舎生活を送った。著者は2003年に取材が許され、当時83歳の王光美に会っている。1960年代、ファーストレディとして海外訪問した際には、流暢な英語と、チャイナドレスを優雅に着こなした気品あふれる姿が世界を魅了したという。その後文革の渦中に放り込まれ、まさに天国と地獄を行き来した女性の優れた一代記。タイトルがこの本の良さを減殺しているのが惜しまれる。                (図書館から借りた本)

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「花鳥茶屋せせらぎ」 [最近読んだ本]

「花鳥茶屋せせらぎ」  志川節子著
祥伝社  2015年09月10日刊  1,700円+税

  上野不忍池に面した花鳥茶屋「せせらぎ」は、珍しい鳥を集めた禽舎や植物を配した今でいうテーマパークのようなもの。やすみどころで働くひなた、鳥籠職人見習いの勝次、眼鏡職人見習いの耕太、小間物屋の惣領精一郎、植木屋の娘おゆり、一緒に手習いに通った5人も16歳と18歳。世間にもまれながらも、それぞれの仕事に打ち込み成長してゆく姿を優しい視点で描く6篇の連作。江戸時代に花鳥茶屋なるものがあることは知らなかった。明治以降動物園の出現とともに衰退していったという。         (図書館から借りた本)

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「暁の密使」 [最近読んだ本]

「暁の密使」  北森鴻著
小学館  2006年01月01日刊  1,700円+税

  舞台は日清戦争後の中国チベットのラサを目指した一人の僧がいた。能海寛、衰退した日本仏教を救うべく仏教研究と経典を求めて。チベット王に日本との同盟を図る密使だったのか、あるいは密偵? その道程は波乱に満ちたものとなった。残念なことにラサにたどり着くことはなかったようだ。能海寛を始めこの本に登場する河口慧海、寺本婉雅、成田安輝も同時期にラサを目指した実在の人物。河口慧海の名はどこかで目にしたことがあるが、他はこの本で初めて知ることとなった。             (図書館から借りた本)

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「アンニョンお隣さん」 [最近読んだ本]

「アンニョンお隣さん 韓国暮らし27年のつぶやき」  木口政樹著
花伝社  2015年12月25日刊  1,500円+税

  日本語教師として韓国で暮らす著者がつづるあれこれ。夫人は韓国女性。大学教授として修能試験(日本のセンター試験に相当)の問題作成にも携わったとのこと。試験終了までの1か月近く、各科の問題作成者全員がある場所に缶詰されるのだとか。韓国の人たちとのいろいろなエピソードは面白いのだが、何か文章が今一つこなれていない印象だった。(失礼)
                              (図書館から借りた本)

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「汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師」 [最近読んだ本]

「汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師」  手嶋龍一著
マガジンハウス  2016年11月17日刊 2016年12月21日第5刷  1,500円+税

  著者お得意のインテリジェンス畸人伝。私の知らない著名なスパイについてもつづられているが、ゾルゲと山本満喜子や、一気に現代に飛んでアサンジ、スノーデンについてが面白かった。巻末にお薦めスパイ小説が紹介されている。「寒い国から帰ってきたスパイ」や「パナマの仕立て屋」は読んでみたいし、「針の眼」や「鷲は舞い降りた」は映画で見たことを思い出した。                     (図書館から借りた本)

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「明治なりわいの魁」 [最近読んだ本]

「明治なりわいの魁 日本に産業革命をおこした男たち」  植松三十里著
ウェッジ  2017年02月28日刊  1,800円+税

  明治期に新しい産業に取り組んだ14人を取り上げている。常磐炭鉱の開祖「片寄平蔵」、日本語の活版印刷を広めた「本木昌造」、富岡製糸場初代場長「尾高惇忠」、本物のウィスキーを日本にもたらした「竹鶴政孝」など。アイデアと行動力でそれぞれの道を進んだ人たちの記録。手際よくまとめられた文章は好感が持てる。      (図書館から借りた本)

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「ガモウ戦記」 [最近読んだ本]

「ガモウ戦記」  西木正明著
文藝春秋  2010年03月10日刊  1,429円+税

  ガモウは本書の主人公蒲生太郎のことだ。戦時に絵とフランス語を買われて、宣撫班員として南方に動員された。幸いにも命永らえて戻ってみれば、東京の家も家族もなくなってしまっていた。戦地で知り合った金木軍医の誘いで秋田を訪れ、山里の村に住み着くことに。戦争未亡人の敏子と暮らし始めたガモウは、自分で絵を描いて紙芝居を生業とする。平穏な山里の暮らしの中の出来事を方言を交えてつづる。山里の人たちが生き生きとしたいい読み物。秋田弁でガモと言えば・・・。             (図書館から借りた本)

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「宮本常一」 [最近読んだ本]

別冊太陽 日本のこころ148 「宮本常一『忘れられた日本人』を訪ねて」 
平凡社  2007年08月10日刊 2007年10月05日第2刷  2,200円+税

  稀有の民俗学者宮本常一の生誕100年を記念して刊行された。その生い立ちから足跡を写真と共に紹介している。生涯に16万キロを旅したと言われ、多くの記録を残した宮本。この本の中では、戸田昌子の「宮本写真をどう読むか」という文がとても興味深い。「宮本の写真は、いわゆる上手な、すぐれた写真であるとは言えないし、(中略)単なる資料としての、あるいは写真としての価値判断を超えて、私たちはそこで宮本常一という人が写真を通して何を見つめていたのかを発見することができる」。「それは徹底して宮本が『見た』ということの記録であるといえる」。2009年に佐野眞一の「旅する巨人」を読んで初めて宮本常一を知ったので、多分そのころに買ったもの。

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「韓国人による北韓論」 [最近読んだ本]

韓国人による北韓論」  シンシアリー著
扶桑社 扶桑社新書  2017年03月01日刊  760円+税

  「韓国人による~論」シリーズはこれで6冊目とのこと。韓国については関心があるが、書店で見かけてもなぜか手にすることはなかった。図書館の新着コーナーにあったので借りてみた。北韓論ではあるが、著者も言っているように、より韓国がわかる(鏡)内容になっている。新しい大統領はムンジェイン氏となったが、今後の日韓関係がどうなるか、というより思いやられる。                    (図書館から借りた本)

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